「今や貴重」「まだ10代だったんか」朝ドラ女優が大胆演技に挑んでたマンガ実写化ドラマ

数あるマンガ作品にはドキドキするようなラブシーンを含むものも多く、ドラマ化にあたっては誰が、どのように再現するのかと注目を集めることが少なくありません。なかには、後にNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)で主演を務め、さまざまなCMやドラマ、映画で活躍する女優が、大胆な演技で大人の魅力を見せた作品もありました。 ●『私たちはどうかしている』 2020年に放送されたドラマ『私たちはどうかしている』(原作:安藤なつみ)は、老舗和菓子屋「光月庵」を舞台に描かれるミステリードラマです。ある事件で逮捕された亡き母の無実を証明するため、幼き日を過ごした光月庵へ正体を隠して乗り込む和菓子職人の主人公「花岡七桜」を、2023年度前期の朝ドラ『らんまん』でヒロインを演じた浜辺美波さんが演じました。 七桜は光月庵の跡取り息子「高月椿(演:横浜流星)」との偽装結婚を利用して、事件の真実を追います。そのなかで、ふたりを取り巻く複雑な人間関係や結婚に反対する女将からの嫌がらせなど、ドロドロとした展開が描かれました。 キャストの演技のトーンも含め、いろいろと「濃い」内容のなかで、とりわけ注目を浴びたのが七桜が憎しみを抱きながらも惹かれてしまう椿との恋愛模様です。第4話での濃厚なキスやベッドシーンは、その美しさで視聴者を釘付けにしています。まだあどけないイメージもあった浜辺さんが見せた色気のある表情に、引き込まれた人も多かったようです。ふたりの恋の行方はもちろん、七桜が自分の運命と戦いながら真相に迫るスリリングな展開からも目が離せません。 ●『コーヒー&バニラ』 朱神宝先生による人気コミックを実写化したドラマ『コーヒー&バニラ』(2019年)は、恋愛経験ゼロの大学生「白城リサ(演:福原遥)」と、パーフェクトな若手社長「深見宏斗(演:桜田通)」の甘い恋愛が描かれるラブストーリーです。 本作は第1話からふたりの出会いと急速な恋愛の進展、リサの初体験までが描かれます。露骨な描写こそないものの、汗ばむ肌や行為中の会話など、赤裸々なラブシーンが繰り広げられました。 かつて、NHKの子供向け料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』で「柊まいん」役を演じ、人気を集めた福原さん(2022年度後期の朝ドラ『舞いあがれ!』主演)が見せたオトナな一面にも注目が集まり、「まいんちゃんがもうそんなことができる歳に……」と驚く反応も多く出ていました。 「激甘溺愛ラブストーリー」という設定のとおり、甘いセリフのオンパレードでありながら、どこか不器用なふたりを応援したくなるラブコメディーです。 ●『僕たちがやりました』 2017年に放送されたドラマ『僕たちがやりました』(原作:金城宗幸/作画:荒木光)は、軽いいたずらが思わぬ大事件へと発展し、逃亡を余儀なくされた高校生「増渕トビオ(演:窪田正孝)」の姿を描いた青春サスペンスです。1年後の2018年度前期放送の朝ドラ『半分、青い。』ヒロインの永野芽郁さんが、トビオの幼なじみ「蒼川蓮子」を演じました。 作中では、トビオが友人の彼女「新里今宵(演:川栄李奈)」と肉体関係を持つなどきわどいシーンもあり、さらに第7話では蓮子との恋愛模様に急展開がありました。永野さんは、自分で服を脱いで素肌を露出するというシーンに挑んでいます。 撮影当時17歳だった永野さんの攻めた演技には驚きの声が出ていたものの、「ベッドシーンでこんなに綺麗だと思ったのは初めて」という声があがるなど、大胆ながら魅了される人も多かったようです。性的描写のみならず、本作で再現された登場人物の生々しい心情や、平和な日常が一変してしまう急展開など、ストーリー、キャストの演技ともに高く評価されています。

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