「匿流」一員か、会社役員の男(44)を逮捕 無登録営業、高金利容疑などで岡山県警児島署

登録を受けず違法な金利で現金を貸し付けたとして、岡山県警児島署は16日、貸金業法違反(無登録営業)、出資法違反(高金利)などの疑いで岡山市中区、会社役員の男(44)を逮捕した。全国規模でヤミ金業を営む「匿名・流動型犯罪グループ」(匿流)の一員とみて調べる。 逮捕容疑は、自営業の男(40)=廿日市市=らと共謀して2024年6月24日、岡山県知事などの登録を受けずに偽名を使って顧客の口座に振り込む手法で現金5万円を貸し付け、1万8千円の利息を受け取った疑い。認否を明らかにしていない。 署は、貸付金の返済を他人名義のキャッシュカードに振り込ませ、犯罪収益のマネーロンダリング(資金洗浄)を繰り返していたとみている。 岡山地検は16日、キャッシュカードから現金を引き出して盗んだ男性(24)=窃盗罪で有罪確定=を勧誘した窃盗ほう助罪で容疑者を起訴した。

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