横浜税関は16日、関税法違反(輸入未遂)の疑いで、英国籍で住所不定、自称ミュージシャンの男(22)を横浜地検川崎支部に告発した。 告発容疑は、氏名不詳者と共謀して3月28日、オランダから国際郵便を利用して麻薬のMDMA5148錠(末端価格3088万8千円相当)とMDMAの破砕片約7・9グラムを輸入しようとした、としている。 同税関は認否を明らかにしていない。 同税関によると、MDAMAは透明のビニール袋に真空状態で入れられ、段ボールの上下のふた部分に作られた8カ所の空間に隠されていた。同税関川崎外郵出張所の検査で発見され、送り先は千葉県内にあった男の滞在先だった。 県警は今月、このMDMAを密輸しようとしたとして、同法違反容疑で男を逮捕していた。