1966年、静岡県旧清水市で一家4人が殺害された事件を巡り、再審=裁判のやり直しで無罪が確定した袴田巖さんの弁護団は、8月を目指して損害賠償を求める訴えを起こす方針を確認しました。 袴田さんの弁護団は2025年4月2日に会議を開き、袴田さんが1966年に逮捕された8月18日を目指して国と県に対して損害賠償を求め、静岡地方裁判所に訴えを起こす方針を確認しました。 この事件を巡っては、袴田さんに対し静岡地裁が2024年9月に再審で無罪を言い渡していて、その際、判決で捜査機関による証拠の捏造などを指摘しています。 このため、弁護団は警察と検察の責任を追及するため、損害賠償を求めることを決めたということです。 今後、弁護団は合宿を開くなどして訴状を完成させる考えですが、状況次第では提訴のスケジュールがずれる可能性があるとしています。 また、弁護団は検察のトップにあたる検事総長が袴田さんの無罪判決を「到底承服できない」などと談話を発表したことに対しても、国を相手取り損害賠償を求めて訴えを起こす方針です。