特定抗争指定暴力団・神戸山口組の井上邦雄組長の自宅が、裁判所に差し押さえられていることが分かりました。 井上組長は去年12月、元傘下組員とコンサルティング会社との金銭トラブルをめぐる民事裁判の判決で、大阪高裁から約2億7000万円を連帯して賠償するよう命じられています。 その後、コンサルティング会社は、賠償が実行されなければ、神戸市北区にある井上組長の自宅を強制競売にかけるよう神戸地裁に申し立て、神戸地裁によりますと1月下旬、強制競売の手続きを開始し、組長の自宅を差し押さえたということです。 判決が確定し支払いがなければ、組長側は強制退去を求められる可能性があります。 井上組長の自宅では、1月に車2台などが焼ける放火事件があり、侵入した暴力団関係者とみられる75歳の男が逮捕・起訴されています。