普通に暮らしていたはずなのに、気づいたときには自分自身や身近な家族が借金まみれになっていた――。そしてその原因が、ホストにハマる“ホス狂い”や自分を犠牲にして恋愛対象者を最優先にしてしまうことだとわかったとき、どうすれば脱却できるのでしょうか。 依存症治療に30年以上携わり、家族でも「公費負担制度」を使えば安価に相談可能な制度を自身の病院に導入するなど、本人・家族からの相談に日々耳を傾ける医療法人社団 祐和会「大石クリニック」の院長・大石雅之先生に話を聞きました。 大石先生は多くのメディアでホス狂いなど依存症についての取材に応えるほか、運営する4か所のグループホーム(回復施設)も活用しながら患者それぞれが治療に専念できる環境を提供しています。 前回の取材では、ホス狂いや恋愛依存症などに陥り、日常生活が破綻してしまう人たちのメカニズムについても話を聞いています。