大阪市北区の自宅で元交際相手の薬指や乳首を切断し、重傷を負わせるなどした罪で、23歳の無職の女が逮捕・起訴されました。 傷害の罪で起訴されたのは、大阪市北区の無職・佐藤紗希被告(23)です。 警察によると佐藤被告は、去年9月からことし1月にかけて、当時交際していた21歳の男性の左手薬指を斧で切断したり、左の乳首をハサミで切断したりして、重傷を負わせるなどした罪に問われています。 ことし1月、佐藤被告から男女トラブルに関する110番通報があり、警察が佐藤被告の家に駆け付けたところ、冷蔵庫から3カ月ほど前に切断されたとみられる左手の薬指が見つかり事件が発覚したということです。 逮捕されたときの警察の調べに対し、佐藤被告は、「彼が私のスマートフォンを使って斧を注文し、自身で薬指を切り落とした」などと否認していました。 佐藤被告と男性はおととし5月から交際を始め、事件が発覚するまで一緒に暮らしていたとみられ、警察にはこれまでに4回、男女トラブルの相談歴があったということです。 また、佐藤被告が男性のパスポートやスマートフォンを管理するなど、支配的な関係にあったとみられていて、警察は日常的な暴行があったとみて詳しい動機を調べています。