清水町内の車道で自転車のあおり運転をして車両の通行を妨げたとして、沼津署は23日、道交法違反の疑いで同町伏見、職業不詳の男(65)を逮捕した。 逮捕容疑は21日午前8時半ごろ、同町の車道で自転車を運転し、後続の自動車の通行を妨害するために急ブレーキをかけた疑い。 同署によると、後続車両から「危険な運転をする自転車がいる」などと通報があった。男は自転車に乗って車道上で危険走行を繰り返したほか、交差点で青信号にもかかわらず急ブレーキをかけたとみられる。 ■2車線にまたがり蛇行も 被害受けた通報者「周りの車に迷惑」 自転車のあおり運転で後続車両の通行を妨げたとして、沼津署が65歳の男を道交法違反の疑いで逮捕した事件。被害を受けたとして、110番通報した沼津市のタクシー会社の社長は「自分の命を顧みない行為は周りの車に迷惑」と憤った。 同社が提供したドライブレコーダーの映像には、車両が清水町から沼津市方面へ向かう途中に男の自転車が現れ、2車線にまたがって蛇行運転する様子などが写っていた。青信号の車道の停止線付近でブレーキをかけて急停止し、携帯電話を使用しているような姿もあった。 同社社長は「自分の身は自分で守るためにも、運転中はスピードを出さず、周囲を刺激しないで車間距離を取ることが改めて大事だと感じた」と振り返った。