大分県警は25日、他人に使わせる目的で金融機関の口座を開設したとして詐欺容疑で逮捕し、その後起訴された大分東署生活安全課所属の巡査、安達明音被告(27)を懲戒免職とした。 県警によると、安達被告は2023年11月ごろから、インターネットのオンラインカジノにのめり込むようになり、消費者金融から数百万円を借り入れ。遅くとも24年8月から、賭け金を捻出するためSNS(ネット交流サービス)で知り合った人物に、自分名義の口座を有償で譲り渡すようになったという。 譲渡した複数の口座が特殊詐欺事件などに使われ、複数の被害者から計千数百万円の現金が振り込まれたとみられる。県警は25日、オンラインカジノで今年1月に数千回にわたり賭博をしたなどとして、安達被告を賭博容疑などで追送検した。【山口泰輝、岡田愛梨】