「事前に止めておいてくれれば」家族がコメント 川崎市20歳女性遺体遺棄事件 元交際相手の男(27)をストーカー規制法違反の疑いで再逮捕 神奈川県警

川崎市で20歳の女性が遺体で見つかり、元交際相手の男が逮捕・起訴された事件で、警察は生前、女性に複数回つきまとったとして男を再逮捕しました。そして先ほど、父親らが取材に応じました。 ストーカー規制法違反の疑いで再逮捕された川崎市の白井秀征容疑者(27)は、過去に交際していた岡崎彩咲陽さんに対し、去年12月12日から行方不明になる当日の20日までの間に4回つきまとい行為をした疑いがもたれています。 取り調べに対し、白井容疑者は黙秘しているということですが、警察は岡崎さんの家族の話などから再逮捕にふみきったということです。 岡崎さんが亡くなる前から被害を訴えてきたという父親らが取材に応じました。 岡崎さんの父親 「(白井容疑者は)ずっとつきまといをしていたわけですから、それも警察わかっていたわけだから、もっと事前に止めておいてくれれば、こういうふうになっていなかったんじゃないかなと」 岡崎さんの祖母 「(再逮捕は)遅すぎますよね。もっと早くに訴えていたんですから、その時のうちにやってくれればよかったのに」 一方、神奈川県警は相談を受け始めた去年6月以降の対応について検証していますが、「DVと男女の交際トラブル」として対応し、「ストーカー被害の相談を受けた認識はない」としてきました。 県警の本部長は午後の会見で、「通報いただいているが詳しい話をお伺いできず、少なくとも行方不明となるまではストーカーなのか認識ができていなかった」と説明しました。 白井容疑者は自宅の床下に岡崎さんの遺体を遺棄したなどの罪で先週すでに起訴されていて、警察は岡崎さんが死亡したいきさつを調べています。

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