さんま『ヤンタン』ディレクター逮捕で…考えた番組降板「俺が悪いのか?これもそれも…」

明石家さんまが26日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。同番組のディレクターが住居侵入容疑で大阪府警に逮捕されたニュースに、悔しさをにじませた。 逮捕されたのはMBSラジオ社員で「ヤングタウン土曜日」のディレクターを務める大沼耕平容疑者(57)。今月14日、大阪市内の知人女性宅に合鍵を使って侵入した疑い。取り調べに対して大沼容疑者は容疑を認めているという。 さんまはアシスタントの横山玲奈(モーニング娘。’25)、櫻井梨央(同)らに「本当に怖かったでしょう、ニュース聞いて」と声をかけると「俺は一番当てはまる言葉はショックやな。ずっとこの2~3年『何が?』『なんで?』の連続なんですよ。で、今回LINEで来て。ほんで『何が?』って。『どういうこと』『ちゃんと説明してくれ』って言うたら、『ちゃんと説明できない』っていう、詳しくは。『こうこうで、今警察で取り調べられてます』と言うて」と戸惑いを隠さなかった。 さらに「普通にすごしてたやんか、収録日。その普通がものすごい怖いやん」とぽつり。続いて「その罪(罪名)を言うのも腹が立つぐらいのことをやりよったんで、どうすることもできへんけども。被害女性のことを考えると、これはトラウマになるんで、この辺のケアだけは毎日放送さんもしてあげたほうが(いい)」と呼びかけた。 というのも、若かりし頃、同じマンションに住む黒人女性が部屋を間違えてさんまの自宅に侵入してきたことがあるといい「俺がまだトラウマやねんから」「女性って分かってたし、酔っぱらってるって分かってたけど、怖くて」と振り返った。 この日は急きょ任された新しいディレクターが担当したが、さんまは「任されるDもかわいそうやし。今週から『お前、行け』って言われて」と気遣いつつ「このヤングタウンをやってるという自覚をな、もうちょっと。ヤングタウンのDをやってるということを自覚してほしいね。われわれにとってヤングタウンって、とんでもない番組で。俺の芸能界入って5つの目標の1つやからね。ヤングタウンのレギュラーになるというのが。それぐらいの番組なんですよ」と叱咤した。 さんまは大沼容疑者のことを「すすはらい」と呼び、ラジオでよくネタにしていたが「ニックネームをつけたことも悔やんでしまう。なんか(付き合ってきた)10何年を悔やまされる」とぶ然。「一瞬辞めようと思ったんですよ、迷惑かけたし。担当Dがこんなことしたし、というので。一瞬『俺も責任取らなあかんかな』と思って『辞めなあかんかな』と思って、今週LF(ニッポン放送)があるんで、日曜日、そこでレギュラー枠探してもらおうかなと思って。それはできへんねん…。今フジ系列も大変やから…」と冗談を交えつつ、カミングアウトした。 村上ショージからは「あんた冷たいなあ」とツッコまれたが、さんまは「本当にそれぐらい責任を、感じなくてもええねんけど。私の番組で過去テレビラジオを通じて3人目、逮捕されるというのが。そのたびに仲良く会話してたこととか、あんなこと言われたとか、言っていたというのをどんどん思い出してしまう」と無念さをにじませた。 その上で「偶然にも俺の周りが何か起こしたり、休んだりとか、周りばっかりがこの2年起こるから。俺のせいか?と訳の分からん責任を感じてしまう。俺が悪いのか? これもそれも…」と思いを巡らせ「反省を踏まえてというか、これからあいつのことを忘れさすような番組にしていきたいんで。気を引き締めていきましょう」と出演者やスタッフに呼びかけた。

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