“闇バイト”の勧誘手口をLINEで疑似体験 若者が加害者になるケース防げ

若者が「受け子」として詐欺事件の加害者となるケースが続いています。 4月9日には、熊本県美里町の男性から現金をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いで福岡市の男(20)が逮捕されました。ほかにも、男子高校生(15)や女子高校生(17)など、4月だけでいずれも未成年の容疑者4人が立て続けに逮捕されました。 これを受け、大阪府警が高校生と共同開発したのが、LINEで犯罪グループの勧誘手口を疑似体験できるツールです。 「ホワイト案件です!1案件10万円です!即日払い・手渡しOK!」 応募すると、数日後には… 「ご応募ありがとうございます!まずは履歴書代わりに免許証かマイナンバーカードなどの顔写真付き身分証の写真を送ってください」 免許証や連絡先などを送ると… 「こちらで訪問先などを指示するので、訪問して封筒を受け取るだけです。未経験の方でも1日で30万円稼いだ人もいますよ♪」 その後、応募者が不安になり、辞退を申し出ると… 「はぁ?いまさら何言ってんの?!お前舐めてんのか?」 態度を一変。住んでいるマンションやSNSを特定され、脅される、報酬も支払われないという実際の事件をもとにしたリアルなやり取りを体験することができます。 大阪府警のホームページで公開されています。

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