〈東大受験生刺傷〉「偏差値70以下は人間じゃない」「自分には勉強しかない」と裁判で語った少年加害者の嗚咽

2022年1月、高校2年の少年は東京都文京区の東京大学前で受験の日に人を刺し、自らも死のうとした。伸びない成績に悩み、勉強中に眠くなると自傷するほど自身を追い詰めていた。法廷で「勉強以外にも人を測る『ものさし』を考えてみてください」と語り掛けた裁判長の言葉は少年の胸にどう響いたのか――。 日本経済新聞「揺れた天秤」取材班著『まさか私がクビですか? なぜか裁判沙汰になった人たちの告白』より抜粋・再構成してお届けする。

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