「あなた名義の通帳と保険証が…」長野県警刑事二課や検察官を名乗る男から電話 30代女性が590万円だまし取られる 北海道旭川市

北海道旭川市に住む30代の女性が長野県の警察官や検察官を名乗る男から電話を受け、現金590万円をだまし取られる詐欺事件がありました。 詐欺被害にあったのは旭川市に住む30代の女性です。 4月6日、女性の携帯電話に、長野県の保険証関係の会社を名乗る男から「あなたの保険証で大量の安定剤や精神薬が処方されている」「その件の管轄が長野県警なので電話をつなぎます」などと電話がありました。 その後、女性は、長野県警刑事二課の警察官を名乗る男や検察官を名乗る男から「詐欺事件の現場からあなた名義の通帳と保険証が出てきている」「逮捕状も出ている」「優先調査をするためには逮捕前保釈金が必要」などと言われ、現金の振り込みを要求されました。 女性は4月9日から16日までの間に、複数回にわたって計590万円を振り込んでしまったということです。 詐欺事件の可能性があると判断した金融機関は22日、旭川東警察署に情報提供。警察は女性に電話をしましたが、連絡はつきませんでした。 女性は、翌日23日に男からの電話を受けた際、「旭川東警察署から電話があった」と話をしたところ、旭川東警察署に行くように指示をされ、事件が発覚したということです。 警察は、詐欺事件として捜査するとともに、身に覚えのない電話には詐欺を疑い、警察相談電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。

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