「レオン」のノーマン・スタンスフィールド刑事や「ハリー・ポッター」シリーズのシリウス・ブラック役などで知られ、2018年の「第90回アカデミー賞」では「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のチャーチル役で主演男優賞を獲得したこともある俳優ゲイリー・オールドマンが、「スカーレット・レター」の撮影現場での「破壊的な」行動を、デミ・ムーアに謝罪したという。1995年のロマンス映画でデミと共演したゲイリーが、撮影中の「断続的な」飲酒が共演者に「失望」をもたらしたことを振り返った。 ゲイリーは「ラジオ・タイムズ」誌に「人を失望させることは、一番悪いことだと思う」と前置きした上で「『スカーレット・レター』でデミ・ムーアと共演したんだけど、撮影中に断続的に酒を飲んでいたんだ」と告白した。「(飲酒が)終わりに近づいた頃で、『このまま続ければ…』と思ったよ。とても暗い気持ちだった」と当時の心境を振り返った。「昼休みに飲み過ぎてしまってね。本当に破壊的な行為だった。かなり重要なシーンを撮影するためにセットに戻り、なんとか乗り越えたよ」と語った。 演技からは明らかではなかったものの、ゲイリーは撮影中「かなり酔っていた」という。「見ても分からないだろうけど、かなり酔っていたよ。そして翌日、彼女に『本当にすまなかった。きっと俺のことを嫌っているだろう』と言ったんだ」と謝罪したことも明かした。「自分がこんなにもプロフェッショナルでないことを恥じた。すると『嫌いじゃないわ。大丈夫。ただがっかりしただけ』と言われたんだ」とデミの言葉も明かした。 1996年公開の「スカーレット・レター」はゲイリーの状況も手伝ってか、同年の最低映画賞である「ゴールデンラズベリー賞」で6部門にノミネート。デミは最低主演女優賞を獲得してしまった。しかし、今年のアカデミー賞でデミは「サブスタンス」で主演女優賞にノミネートされた。ゲイリーは、アカデミー賞の前にゴールデングローブ賞と全米映画俳優組合賞を制したデミの成功を称賛していた。 1991年に飲酒運転で逮捕されたゲイリーは、その3年後に自らリハビリ施設に入所。現在27年間禁酒を続けている。 (BANG Media International/よろず~ニュース)