詐欺とみられる不審電話 去年の1.5倍に増加 警察官かたる手口が4割近く 山梨

今年山梨県内で確認された、詐欺とみられる不審な電話が去年の1.5倍に増加し、警察官をかたるケースが4割近くを占めています。 県警によりますと、今年県内で確認された電話詐欺の被害は3月末までに11件で、被害額は約4750万円に上りました。 去年の同じ時期と比べ件数は6件減りましたが、金額は59万円増えました。 被害者のうち65歳以上は36%で、50%を超えていた去年より減少した一方、若者や中年層の被害が増えています。 また、詐欺の犯行グループからとみられる不審な電話は552件確認され、去年の同じ時期の1.5倍に増加しました。 不審電話の内訳は、警察官をかたるものが211件で最も多く全体の4割近くを占め、次いで通信業や電力会社など事業者をかたる電話が209件、市役所など官公庁が102件となりました。 11件の詐欺被害のうち5件が警察官をかたる手口でした。 県警は警察官が電話で捜査対象になっていると伝えることや、SNSやビデオ通話で警察手帳や逮捕状の画像を送ることは絶対に無く、不審な電話がかかってきた場合、すぐに電話をきり通報するよう呼びかけています。 また通話の録音を知らせる機能も有効として、65歳以上の人がいる家庭に「電話詐欺抑止装置」を無料で貸出しています。

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