特殊詐欺(オレオレ詐欺)の疑いで30日までに、広島県福山市に住む会社員の男(26)が逮捕されました。 警察によりますと男はほかの者と共謀し、去年12月に糸魚川市と長岡市に住むいずれも80代の女性に対し、共謀者が電話で“現金を至急必要としているので、孫の代わりに行く勤務先の上司に渡してもらいたい”というウソを言い、上司の息子になりすました男がそれぞれ、糸魚川市の女性から現金190万円を、長岡市の女性から現金200万円を受け取り、だましとっていた疑いがもたれています。 糸魚川市の女性からはキャッシュカードもだましとっていたとみられ、去年12月24日から27日までの間に、群馬県高崎市のコンビニエンスストアのATMから複数回にわたり、女性のキャッシュカードで現金200万円を払い出し、盗んだ疑いがもたれています。 男は合わせて現金590万円をだましとったとみられ、警察は2つの事件の関連性について捜査しています。 警察は捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。