“トクリュウ”か 特殊詐欺の容疑などで広島県在住の20代から30代の男4人を逮捕《新潟》

県警は30日までに、窃盗および特殊詐欺事件の容疑者として広島県在住の20代から30代の男4人を逮捕しました。 逮捕されたのは広島県に住む無職の男(25)と会社役員の男(36)、自営業の男(34)、自称建設作業員の男(27)の合わせて4人です。 警察は、「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」とみて捜査を進めており、逮捕された4人は“受け子”が2人、リクルーター、管理役とそれぞれ役割分担していたとみられます。 受け子とみられるのは、無職(25)と会社役員(36)の男2人です。2人は、ことし1月、ほかの者と共謀し、新潟市中央区に住む90歳の男性宅に共謀者が「持っているキャッシュカードが使えなくなる」などとうそを言い、警察官に成りすました男がキャッシュカード9枚をだまし取った疑いが持たれています。 このときだましとったキャッシュカードを使用して男4人がほかの者と共謀し、新潟市東区の金融機関に設置されたATMから367万7千円を引き出して盗んだ疑いです。 また受け子とみられる無職の男(25)は複数人で共謀し、三条市内に住む80代の女性宅に電話をかけ、ほかの者が“女性の親族が現金を至急必要”であるかのようにうそを言い、現金100万円をだまし取った容疑でも逮捕されています。 警察は捜査に支障があるとして4人の認否について明らかにしていません。県内で発生したほかの特殊詐欺事件との関連を捜査しています。

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