老人ホームに入所する87歳の男性に暴行し、胸の骨を折るなどのけがをさせたとして逮捕された介護士の男が4日、送検されました。 暴行された男性はその後死亡し、警察は容疑を傷害致死に切り替え捜査しています。 (リポート・原竹凌太朗)午前9時45分。下津浦容疑者を乗せた車が佐賀南警察署から検察庁に向かいます。 この事件は佐賀市諸富町に住む介護士下津浦弘平容疑者(35)が、佐賀市北川副町の老人ホームで入所者の柳瀬忠雄さん(87)の顔を殴ったり、踏みつけたりする暴行を加え胸の骨を折るなどのけがをさせたとして逮捕されたもので、4日午前、送検されました。 柳瀬さんは搬送先の病院で死亡が確認され、司法解剖の結果、柳瀬さんの死因は外傷性ショックと判明しました。 下津浦容疑者は容疑を認めていて、警察は暴行と死因に因果関係があるとみて容疑を傷害から傷害致死に切り替え動機などを捜査しています。