世界でも最も汚職が少ない国の1つといわれるシンガポールで、先日、現職大臣への賄賂をめぐる裁判が決着をしました。 その判決の内容は、当初の疑惑よりも少ない金額の賄賂であったにもかかわらず、検察の求刑よりもさらに厳しいものでした。 政治とカネにまみれる日本では、考えられない判決にシンガポールと日本とのちがいを感じざるをえませんでした。 この経緯からは、シンガポールが政治家や公務員に対してどのような規律を求めそれに違反したものを厳しく罰することで、今のアジアで最も豊かな経済的繁栄を築いてきたのかが垣間見えます。