「まじめに黙々と取り組むタイプ」キックボクサーだった21歳男 保育士死体遺棄容疑で逮捕から1週間余りも謎残ったまま…捜査本部“認否”明らかにせず 宮城

宮城県岩沼市の海岸で、殺害された保育士の女性の遺体が見つかった事件は、知人の21歳の男が死体遺棄の疑いで逮捕されてから1週間余りとなります。逮捕された男は、まじめな性格だったという証言もあり、動機を含めいまだ謎が多いままとなっています。 千葉陽太記者:「死体遺棄の疑いで容疑者が逮捕されて1週間が経過しました。現場や押収された車からは、まだ凶器は見つかっていないということです」 事件発覚は4月13日。岩沼市下野郷の海岸で、散歩中の人が女性の遺体を発見。遺体は、仙台市太白区の保育士、行仕由佳さん35歳と判明ました。何者かに胸などを刺され殺害された後、海岸に遺棄されたとみられています。 宮城県警 宮澤伸育刑事部長(4月26日): 「本日、死体遺棄で被疑者を逮捕しました」 事件発覚のおよそ2週間後に逮捕されたのが、海岸から5キロほど離れた場所に住む岩沼市の佐藤蓮真容疑者21歳でした。 ■キックボクサーだった容疑者 佐藤容疑者は、4月12日午後7時45分から午後8時40分頃までの間に、行仕さんの遺体を岩沼市の海岸に遺棄した疑いが持たれています。キックボクシングの選手だった佐藤容疑者。高校時代は陸上部に所属し真面目に練習に打ち込んでいたといいます。 高校時代の佐藤容疑者を知る人: 「まじめに黙々と打ち込むタイプだったので、そんな悪目立ちすることはなかった」 行仕さんは佐藤容疑者の試合を何度か観戦に行っていたということですが、今のところ2人の間でトラブルの情報は確認されていません。 逮捕から1週間以上が経つ今も捜査本部は、佐藤容疑者が死体遺棄の容疑を認めているかどうか明らかにしていません。ただ、佐藤容疑者は逮捕前、犯行当日とされる4月12日、行仕さんに会っていたことを関係者に伝えていました。「試合のチケットを渡すため会った」などと話していたという事です。一方で、 ■「知らない」と関与否定 佐藤容疑者は逮捕前、知人に対し「やっていない」などと事件への関与を否定していたといいます。これまでに、殺害に使われた凶器や行仕さんのスマートフォンは見つかっていません。

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