神奈川・川崎市の女性遺体遺棄事件で逮捕された元交際相手の男は2024年12月、女性の行方が分からなくなった6日後に行われた警察の事情聴取に、ストーカー行為を繰り返していたことを認めていたことが分かりました。 白井秀征容疑者(27)は、元交際相手の岡﨑彩咲陽さん(20)の遺体を川崎市の自宅に遺棄した疑いが持たれています。 警察は、岡﨑さんが2024年12月20日に行方が分からなくなって以降、7回にわたり白井容疑者から任意で事情を聴いていました。 その後の取材で、行方不明から6日後の12月26日に警察が行った3回目の事情聴取に対し、白井容疑者が「12月12日から17日、岡﨑さんの家の前や勤務先の前をうろついた」などと、ストーカー行為を繰り返していたことを認める供述をしていたことが分かりました。 岡崎さんは、12月9日から20日までに9回にわたって警察に連絡し、「白井容疑者が周りをうろうろしている」などとストーカー被害を訴えていましたが、警察は白井容疑者への聴き取りや注意を行っていませんでした。 また、4月30日に自宅の家宅捜索に踏み切るまでに3回、自宅などの捜索を行っていましたが、いずれも任意にとどまっていたことから、神奈川県警は一連の対応に問題がなかったか調査する方針です。