5日に広島市で男性が殺害され、80歳の母親が殺人未遂の疑いで逮捕された事件で、警察は7日朝、容疑を殺人に切り替えて送検しました。 殺人の疑いで7日朝、送検されたのは、広島市中区舟入町の無職・清原和子容疑者（80）です。 警察によりますと、和子容疑者は5日午後6時半ごろ、広島市中区白島九軒町の川土手で、息子の清原剛さん（55）の首を絞めて殺害した疑いがもたれています。 警察の調べに対し、和子容疑者は容疑を認めているということです。 事件のおよそ30分後、和子容疑者が、ひもを持参し「息子を殺した」と交番に自首。剛さんは意識不明の状態で病院に運ばれましたが、その後死亡が確認されました。 剛さんの首にはひものようなものでしめられた跡があったということで、警察は7日に司法解剖をして死因を特定する方針です。 和子容疑者は、剛さんと、夫の3人暮らしで、事件当時、夫は現場にいなかったとみられています。 警察は6日、和子容疑者と剛さんらが暮らしていた部屋の家宅捜索を行っていて、動機や家庭環境などを調べることにしています。