ススキノ頭部切断 母への有罪判決に見解 夫も有罪で「自分も有罪の可能性が…覚悟していたと」

国際弁護士の清原博氏が7日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、札幌市の繁華街ススキノのホテルで一昨年、男性(当時62)の遺体が見つかり親子3人が逮捕、起訴された事件で、札幌地裁がこの日、母親の田村浩子被告(62)に懲役1年2カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡したことについて解説した。 浩子被告は一昨年7月、娘の瑠奈被告が殺害した男性の遺体の一部を自宅に隠すことを容認した死体遺棄ほう助の罪、瑠奈被告が頭部を傷つける様子を撮影することを夫の修被告に依頼したとして、死体損壊ほう助の罪に問われていた。求刑は1年6カ月。弁護側は無罪を主張していた。 既に修被告には懲役1年4カ月、執行猶予4年の有罪判決が下され、控訴している。清原氏は「恐らく(浩子)被告はそれを知っていますから。今日自分の判決も有罪になる可能性が高いだろうなとは本人も分かっていただろうし、弁護士からも説明を受けていたと思う。だからある程度、覚悟はしていたと思う」と推測した。 一方で、「ただ父親も控訴していますから、恐らく母親も弁護士と相談して、控訴する可能性もあって、父親、母親が無罪主張していますので、まだ無罪の可能性はあるかもなと思います」と、裁判の今後の行く末を見通した。 修被告、浩子被告の量刑が微妙に違うことについては、「父親、母親、いずれも実の親ですから、責任は等しいと言っていいんだけど、ほう助、手助けの関与の度合ですよね。父親の方が手助けの度合が重いということで、父親にやや重めの量刑が出ている」と説明した。

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