【小樽】小樽市の自宅で40代の義母から暴行を受け、小学3年の娘(9)が死亡した事件で、学校側が長期間にわたって娘本人と接触していなかったにもかかわらず、小樽市教委に「虐待の兆候はなかった」と報告していたことが21日、分かった。 市関係者によると、娘は2年生の冬ごろから学校を休みがちになり、3年生になってからはほぼ不登校だった。学校側は複数回、家庭訪問のため自宅を訪れたが、会えたのは父親だけで、娘本人には接触できなかったという。 学校側は義母が逮捕された19日以降、市教委に「虐待の相談、兆候はなかった」と報告。市は、学校側が娘本人に接触していないことを把握した上で21日、市議会にこの報告内容を説明したという。 娘は今月15、16の両日に登校し、17日からは再び学校を休んでいた。18日に娘は意識不明の状態で搬送されたが、死亡した。