国際郵便使い麻酔薬「ケタミン」密輸疑い、ベトナム国籍の男逮捕 兵庫県警と神戸税関など

麻薬に指定されている麻酔薬「ケタミン」を英国から密輸するなどしたとして、兵庫県警薬物銃器対策課と加古川署、神戸税関は8日までに麻薬取締法違反(営利目的輸入、所持)の疑いで、ベトナム国籍で加古川市に住む無職の男(23)=同法違反罪で起訴=を逮捕した。 逮捕容疑は何者かと共謀して2024年11月13日、国際郵便を使って英国から麻薬ケタミンの結晶約493・55グラムを輸入するなどした疑い。営利目的の輸入容疑について、男は同課の調べに黙秘しているという。 同課などによると、ケタミンは粉末でサプリメントケースに123グラムずつ入っていた。ケース4個をトイレットペーパーで巻き、化粧品とともに段ボール箱に同封。小包は英国からベトナム、中国・マカオを経由して成田空港に到着したが、横浜税関の検査で見つかった。 配達先は男の自宅となっており、同課はこの荷物の配送状況を調べる日本郵便の追跡サービスに、男の携帯番号での検索記録があることを確認したという。 同課と神戸税関は過去に取り扱った同様の事件捜査から、男が輸入した疑いがあるケタミンは1500万円相当に上るとみている。 また、神戸税関は8日までに、男を関税法違反の疑いで神戸地検姫路支部に告発した。

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