特殊詐欺の被害金を保管した疑い 東京の50歳の男を再逮捕、容疑を否認 兵庫県警

特殊詐欺の被害金を一時保管したとして、兵庫県警特殊詐欺特別捜査隊と須磨署などは22日、窃盗の疑いで、東京都足立区に住む風俗店員の男(50)を再逮捕した。県警の調べに、「身に覚えがない」などと容疑を否認しているという。 逮捕容疑は、何者かと共謀して2023年6月9日、千葉市内の70代の女性宅に「あなたのキャッシュカードがスキミング(読み取り)されている」などとうその電話をかけ、警察官に成りすました女がカードを盗んで120万円を引き出した疑い。 捜査隊によると、女が引き出した現金は、風俗店員の男ら数人を経由して、住所不定、無職の男(32)=窃盗などの罪で神戸地検が起訴=に渡った疑いがあるといい、グループの実態などを詳しく調べている。 捜査隊は22日、風俗店員の男と同居する無職の女(23)についても犯人隠避容疑で逮捕。女は23年8月~11月、無職の男に逮捕状が出ていることを知りながら、4回にわたって男に現金を届けた疑いが持たれている。 風俗店員の男と無職の女は今月1日、無職の男らと共謀して別の特殊詐欺事件に関与したとして、窃盗容疑で逮捕されていた。

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