白石市発注の工事の予定価格を市内の業者に漏らして落札させたとして、宮城県警は19日、市上下水道事業所工務係長の平間大地容疑者(36)=白石市福岡深谷=を官製談合防止法違反と公契約関係競売等妨害の疑いで逮捕し、発表した。 工事を落札した市内の「草刈工務店」の社長、草刈俊彦容疑者(63)=白石市鷹巣西1丁目=も公契約関係競売等妨害容疑で逮捕。県警は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていない。 捜査2課によると、平間容疑者は2023年9月21日、市が執行した割山配水池屋上の防水改修工事の指名競争入札に関し、同月11日~21日、市内で草刈容疑者に対し、予定価格のほか、入札に参加する業者として市が指名した他の業者名を伝え、同社に落札させた疑いがある。