大阪府警は12日、府内の80代女性が4月、警察官らをかたった人物から指示され、金地金など約2億7千万円相当をだまし取られる被害に遭ったと明らかにした。府警によると、男らは交流サイト(SNS)で虚偽の「逮捕状」が写った画像を女性に送りつけていた。 府警は、事件で使われた逮捕状や虚偽の「捜索差押許可状」を再現し、報道陣に公開。担当者は「逮捕状や捜索差押許可状を画像で送ることは絶対にない」としている。 府警によると、80代女性宅に4月、総務省担当者や兵庫県警警察官をかたる男らから相次いで電話がかかってきた。女性の口座が特殊詐欺事件に悪用されたと言われ、「逮捕状が出ている」と説明されたという。