川崎市の住宅から女性の遺体が見つかり、元交際相手の男が逮捕された事件を受けて、黒岩知事は、ストーカー被害者への支援策を検討するため緊急のシンポジウムを開くと明らかにしました。 先月30日、川崎市内の住宅で岡崎彩咲陽さんの遺体が見つかり、元交際相手の白井秀征容疑者が死体遺棄の疑いで逮捕されたこの事件。 遺族によると、事件前に岡崎さんは白井容疑者からのストーカー被害を警察に複数回通報していて、その後、神奈川県警はチームを立ち上げ一連の対応が適切だったか検証しています。 黒岩知事は13日の会見で、岡崎さん本人や県警から、県に相談は「なかった」と明らかにしました。 同様の事件が起きないよう、▼県の相談窓口の周知や▼県警との連携の強化、さらに、被害者の目線に立った支援を検討するため、▼当事者らと意見交換する緊急のシンポジウムを開催すると発表しました。 黒岩知事「最悪の結果を招いてしまったことについて、われわれは非常に重く受け止めながら、新しい仕組みが必要ならその仕組みを早く作っていくことに全力を注ぐ」