男子児童の裸の動画を販売する目的で複数の入浴施設で盗撮を繰り返したとして大阪府警は12日、徳島県に住む無職の男を逮捕しました。男は「5年前くらいから500から600人に動画を販売してきた」などと供述しているということです。 児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されたのは、徳島県美馬市に住む元幼稚園職員で無職の鎌田裕樹容疑者(38)です。 鎌田容疑者は不特定多数の人物に男子児童の裸の動画を販売する目的で、香川県の入浴施設で9歳から14歳の未成年の裸を撮影した疑いが持たれています。 鎌田容疑者は警察の調べに対して「性欲を満たすためと金を稼ぐためにやった」と容疑を認めたうえで、「5年前ぐらいから500から600人に販売し、200から300万円ぐらいを受け取った」と供述しているということです。 警察によりますと、去年7月に大阪市内の入浴施設で盗撮をした疑いで逮捕された29歳の男の捜査から鎌田容疑者が浮上しました。 鎌田容疑者は週末を入浴施設で過ごし、駐車場にある団体バスを確認するなどして児童の利用が多いかを調べていたとみられます。 被害に遭った児童は数千人規模に上る可能性があり、警察は動画の販売実態などを詳しく調べています。