自宅で90代の母親とみられる女性を殺害したとして、警視庁小平署は15日、殺人容疑で、東京都小平市鈴木町の無職、半田誠容疑者（62）を逮捕した。動機について、「母親から介護についてののしられた。『死にたい』と言っているのを聞いて、絶望感が強くなった」などと話しており、容疑を認めている。 逮捕容疑は15日午前5時ごろ、自宅で同居していた女性の首をネクタイで絞めるなどして殺害したとしている。 半田容疑者は犯行の約20分後、「母親の介護に疲れて首を絞めてしまった」と自ら110番通報しており、駆け付けた警察が布団の上で倒れている女性を発見した。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。 半田容疑者は母親と二人暮らしで、「要介護1」に認定されていた母親の介護をしていたとみられる。警察は女性の身元の確認を進めるとともに、経緯など詳細を調べている。