相手が死亡するかもしれないと分かっていながらセンターラインをはみ出し、自身が運転する車を対向車に衝突させたとして、岩手県花巻市の51歳の女が殺人未遂の疑いで5月14日に逮捕されました。 内記和人記者 「事件が起きたのは北上川にかかるこちらの橋の上でした。道路脇に目を向けてみると、車の破片のようなものが散らばっています」 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、花巻市上小舟渡の無職・中川真理子容疑者(51)です。 警察によりますと、中川容疑者は5月10日の午後7時半過ぎ、花巻市を通る国道4号線の銀河大橋で、相手が死亡するかもしれないと分かっていながら、センターラインをはみ出し、自身が運転する車を対向車に正面衝突させた疑いが持たれています。 衝突された車を運転していた27歳の女性は、右の鎖骨を折る大けがをしましたが命に別条はなく、中川容疑者は軽いけがをしました。 2人に面識はないということです。 警察は交通事故の可能性も含め調べを進めていましたが、この結果、過失によって起きた事故ではないと判明し、発生から4日後の5月14日、中川容疑者を逮捕するに至ったということです。 中川容疑者は容疑を認めているということで、警察が動機など詳しいいきさつを調べています。