15日午後6時10分ごろ、東京都江戸川区東篠崎の集合住宅の一室で「兄を刺した」と110番通報があった。室内でこの部屋に住む職業不詳、山崎紘佑さん(27)が血を流して意識不明の状態で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。 同署はその場にいた弟で自称会社員の山崎大伍容疑者(25)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後6時ごろ、紘佑さんの肩などを包丁で切り付けて殺害しようとしたとしている。大伍容疑者が自ら110番通報した。「けんかになって黙らせるために刺した。殺すつもりはなかった」と、容疑を一部否認している。 同署は容疑を殺人に切り替えて詳しい経緯を調べる予定。同署によると、大伍容疑者と紘佑さんは、母と3人で同居していた。これまでに2人に関してトラブルの相談は寄せられていなかったという。