【大河ドラマ】 過去にも人気俳優・女優たちが… あまりにも 《降板》 が相次いだ “NHKの悲劇”

女優の永野芽郁さんが2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」を降板したと2025年5月19日(月)に伝えられました、永野さん側から辞退を申し出たとのこと。世間では早くも、代役が誰に決まるのかに注目が集まっています。 各メディアは「来月に撮影が始まる予定だった」と伝えており、決断は影響を最小限にとどめるためのタイミングだったことがうかがえます。ヒロイン級の大役だったため、SNSでは誰が代役を務めるのか予想合戦が繰り広げられているもよう。 クランクイン前月での降板も相当な急展開と言えますが、事情はさまざまながら過去にも大河降板といった事例はいくつもありました。2010年代後半には1作品で複数の“交代劇”が相次いだケースも。10~数年前の出来事なので、覚えている視聴者も多いかもしれません。 例えば2016年の「真田丸」。真田幸村の兄・真田信幸の次男役の20代男性俳優が強姦致傷容疑で逮捕(その後、不起訴)されたことで、代役が立てられました。その2年後、2018年の「西郷どん」では、前年に不倫問題で50代女優が降板。代役を務めた同世代の女優は:30年ぶりの大河出演を果たし、幕府の情報を薩摩藩へ伝える役割を担い、西郷と密に連絡を取り合う大役を務めました。 同作品ではもう一つの交代劇が。ナレーション役だった80代女優が体調不良により降板し、代わりに70代の男性俳優がピンチヒッターとなったのです。脚本家が語り口を男性ナレーション向けに修正したといいます。 そして2019年。東京五輪・パラリンピックを翌年に控えたタイミング(その後、1年延期が決定)で注目された「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」です。マラソン選手役の主演を支える足袋職人という重要な役どころを担っていた50代の個性派俳優が麻薬取締法違反の疑いで逮捕(後に執行猶予付き有罪判決)されたことで、別の50代俳優に急きょ“バトンタッチ”されました、 加えて、降板ではないものの編集により出演シーンが短縮された役も。女子バレーボールの監督役を演じたお笑い芸人の40代男性が、撮影終了後に所得申告漏れが発覚し活動自粛となり、男性が映し出されるシーンは約2分に再編集されたというものです。 このように度重なる降板に見舞われた2010年代後半はさながら“悲劇の時代”とも呼べるNHKの受難期でした。一方、2020年放送の「麒麟(きりん)がくる」ではヒロイン役の30代女優が麻薬取締法違反の疑いで逮捕(後に執行猶予付き有罪判決)されたことで、10歳近く年若い20代の女優が急きょ引き受けることに。放送開始まで2か月を切った段階での代役探しと作品の行方に注目が集まりましたが、20代女優が堂々たる演技で役を演じきったことにより彼女の世間的評判を大きく高めるきっかけともなりました。 今回、「豊臣兄弟!」で永野さんの代役を誰が務めることになるのか。注目が集まる分相当のプレッシャーも想像できますが、成功の暁には女優としての実績を大きく上げるチャンスともなりそうです。 ※文中の年代表記は当時。

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