山形県村山市に住む60代女性が警察官を名乗る男から電話で指示され、合わせて6800万円をだまし取られる被害がありました。 警察によりますと、4月29日、村山市に住む60代女性の自宅に着信があり、女性が電話に出ると「大阪府警捜査二課の大迫」と名乗る男から、「あなたの免許証がマネーロンダリングに使われあなたに逮捕状が出ている。身の潔白を証明するためにはお金の調査をする必要がある」などと言われました。 女性は「口座を確認したいのでお金を暗号資産の会社に送金してください」という男の指示で、5月2日、合わせて6800万円分の暗号資産を購入し、指定されたアドレスに送金しました。その後、家族の口座からも送金するよう言われて不審に思ったことから家族や警察に相談し、詐欺の被害が判明しました。 警察によりますと、県内では警察官を装って現金などを振り込ませる詐欺が多発していて、電話やSNSで金銭を要求された場合は詐欺の可能性が高く家族や警察に相談するよう呼びかけています。