タイヤが外れて女児に直撃 車の運転手と所有者を起訴 札幌地検

札幌市西区の市道で昨年11月、走行中の軽乗用車からタイヤが外れ、歩道にいた女児(4)に直撃して意識不明となった事故で、札幌地検は、車を運転していた札幌市西区、無職若本豊嗣(とよし)容疑者(50)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路運送車両法違反(不正改造の禁止)の罪で起訴し、発表した。車の所有者で同区、会社員田中正満容疑者(50)も道路運送車両法違反の罪で起訴した。地検は2人の認否を明らかにしていない。田中容疑者は過失運転致傷の疑いでも逮捕されていたが、同容疑については不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。いずれも23日付。 起訴状によると、2人は昨年10月、タイヤ部分が突出するよう車を不正に改造。若本容疑者は11月14日、運転前に点検を行う注意義務を怠り、事故を起こしたとされる。田中容疑者が前輪の異常に気づき、若本容疑者に相談していたという。(上保晃平)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加