28日午後、足利市の住宅で包丁で母親を刺して殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで44歳の息子が現行犯逮捕されました。警察は、殺人容疑に切り替えて調べを進めています。 28日午後3時45分頃、足利市南大町の住宅で「母親の背中を刺した」と消防に通報がありました。通報を受けて駆け付けた警察官が1階のリビングでうつぶせの状態で倒れている住人の齋藤光子さん72歳が倒れているのを発見しました。足利警察署は、近くにいた息子で不動産賃貸業の齋藤聡容疑者44歳を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。 齋藤容疑者は、午後3時半頃、包丁で母親の光子さんの背中などを複数回刺して殺害しようとした疑いが持たれています。光子さんは、病院に運ばれましたが間もなく死亡が確認されました。 齋藤容疑者は、妻と光子さんと3人暮らしで、妻は当時不在でした。警察は、家族間のトラブルについて把握していないということです。齋藤容疑者は、2015年に足利市の市議会議員選挙に立候補し、落選しています。 警察の調べに対し、齋藤容疑者は容疑を認めているといい、警察は殺人容疑に切り替えて調べを進めています。