青森県警捜査2課などは20日、県内の80代の女性から現金2千万円をだまし取ったとして、ともに東京都足立区の無職の17歳(犯行当時16)と15歳(同14)の少年を、詐欺と組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕したと発表した。2人は容疑を一部否認しているという。 同課によると、女性は昨年12月に別の詐欺被害に遭い、現金4千万円をだまし取られていた。少年2人は他の者と共謀し、女性からさらに現金をだまし取ろうと計画し、今年2月に「保証金として2千万円を裁判所に支払ってもらう必要がある」などと電話をかけ、足立区内に現金2千万円を送らせた疑いがある。17歳少年が配達員から現金を受け取り、15歳少年はその場にいたという。 県警は、4千万円の詐欺事件との関連を調べるとともに、指示役など、ほかの役割の人間がいたとみて調べている。(小田邦彦)