「誰の子か分からず、両者に連絡」…孫興慜脅迫女に二股交際疑惑

韓国サッカー国家代表の主将孫興慜(ソン・フンミン、33、トッテナム・ホットスパー)の子どもを妊娠したとし、3億ウォン(約3100万円)余りをだまし取った20代女性が孫興慜の以外の別の男性と同時に交際していたという内容の音声ファイルが出てきた。 20日、韓国メディア「Dispatch(ディスパッチ)」は孫興慜を恐喝した容疑がもたれている20代女性ヤン容疑者と恐喝未遂容疑がもたれている40代男性ヨン容疑者の対話内容を公開した。 該当の音声ファイルによると、ヤン容疑者は同じ時期に2人の男性と関係を結んだが、2人のうち1人が孫興慜でもう1人の男性は事業家だという。 ヤン容疑者は誰の子どもを妊娠したのかよく分からないまま両側に連絡を入れたが、音声ファイルにこのような内容がそのまま残されていた。 音声ファイルの中で、ヨン容疑者が「ところでお前は誰の子なのかちゃんと知っているのか」と聞くとヤン容疑者は「誰の子なのか、私がどうしたら分かるの」と答えた。するとヨン容疑者が「それなら1人だけに連絡すべきだ。どちらにも連絡したと言わなかったか」と言うと、ヤン容疑者は「両側に話した」とした。 孫興慜は昨年6月、ヤン容疑者が胎児の超音波写真と一緒に妊娠のことを伝えて3億ウォンを要求するとこれに応じた。当時ヤン容疑者は「妊娠の事実を外部に知らせない」という趣旨の覚書を書いた。その後ヤン容疑者は妊娠中絶手術を受け、2人は連絡を取り合わなかった。 だが、ヨン容疑者が新たに登場して2回目の脅迫に出た。ヨン容疑者はDispatchに「ヤンさんと結婚を控えているが、彼女の携帯電話から覚書を発見した」とし「違約金が10倍だ。謝礼費2000万ウォンをくれれば資料を渡す」と情報提供した。 ヨン容疑者は孫興慜側にも同じやり方で金銭を要求したが孫興慜側は対応しなかった。するとヨン容疑者は突然態度を変えて「ヤンさんを恐喝と詐欺で告訴しろ」と言って関連資料を孫興慜側に渡して7000万ウォンを要求した。 一方、孫興慜側は当時ヤン容疑者の妊娠事実を疑っていたという。ヤン容疑者が送ってきた超音波の写真が途中で切れていて名前などのような情報が出ていなかったためだ。また、関係時点と妊娠週数も合わないと考えた。 だが、孫興慜がヤン容疑者と関係を結んだのは事実で、結局孫興慜本人が対応すべき事案だと判断してヤン容疑者の要求条件を受け入れて3億ウォンを渡したという。 だがその後、ヨン容疑者から手渡された資料を受け取った孫興慜側はヤン容疑者が当時、別の男性とも交際していた事実を知ることになった。これを受けて恐喝の罪を問うことにし、7日警察に告訴状を提出した。 江南(カンナム)警察署は14日夕方、ヤン容疑者とヨン容疑者を逮捕して翌日拘束令状を申請した。その後、17日ソウル中央地裁は2人に対して「証拠隠滅の恐れと逃亡の恐れがある」として拘束令状を発布した。

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