宝飾品展示会でピアス盗む 容疑のモンゴル人男女4人逮捕 他人の名刺使い業者装ったか

業者向けの宝飾品展示会でピアス1400万円相当を盗んだとして、警視庁捜査3課は窃盗の疑いで、いずれもモンゴル国籍の住所不定、無職、アルタンサン・ナランバートル被告(41)=入管難民法違反の罪で起訴=ら男女2人を再逮捕し、盗品等保管の疑いで、東京都荒川区東尾久、無職、ガンバートル・ツォグトバヤル容疑者(26)ら男女2人を逮捕した。アルタンサン容疑者は容疑を認め、3人は否認している。 逮捕、再逮捕容疑は、4月9日、山梨県甲府市の宝飾品展示会で、ピアス59点(販売価格計約1400万円)を盗み、うちピアス19点(販売価格計約400万円相当)を盗品と知りながら保管したとしている。 捜査3課によると、1月に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された同様の展示会で指輪が盗まれ、防犯カメラ画像の捜査などで4人が浮上した。アルタンサン容疑者は仲間と会場に入り、他人の名刺を使って業者を装い商品を物色。店員のすきを見てピアスをポケットに入れて盗んだという。 盗まれたピアスは東京・上野のコインロッカーに入れられ、ガンバートル容疑者らがロッカーから取り出していた。モンゴルに帰国する知人にピアスを渡していたとみられる。 昨年10月にもパシフィコ横浜(横浜市)で開かれた展示会で約50点、計約650万円相当のネックレスなどが盗まれており、同課は関連を調べている。

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