青森県平川市の自宅で2024年1月、中学生の娘の背中などを包丁で2回刺してけがをさせたとして、母親が逮捕された事件で、娘は事件後に「母から叱られたときに刺された」という趣旨の話をしていたことが分かりました。 倉島彩能 記者 「母親の身柄が青森地検へと送られます」 逮捕・送検されたのは、平川市の飲食店従業員・桑田飛鳥 容疑者(33)です。 桑田容疑者は2024年1月、市内の自宅で中学生の娘の背中などを包丁で2回刺し、大けがをさせた疑いが持たれています。 事件発生当時、2人は110番通報で駆け付けた警察に対し「食器を片付けている時の事故」と説明していました。 警察によりますと娘はその後、別の事案で児相相談所を訪れ、警察の聞き取りに対し、「母から叱られたときに刺された」という趣旨の話をしていたということです。 桑田容疑者は、警察の調べに対して事件発生当時と同様に「誤って刺さった」と話し、容疑を否認しています。 娘には、日常的に虐待を受けていたとみられるけがはなかったということです。 警察は23日、桑田容疑者の身柄を青森地検に送り、事件の経緯をさらに詳しく調べます。