警察署から出てきた金髪の男は、会社役員の小久保護容疑者(54)。 野球の観戦チケットを不正に転売した疑いが持たれています。 小久保容疑者が目をつけたのは、2025年3月、東京ドームで開催された「MLB東京シリーズ」のチケット。 人気メジャーリーガーのプレーを日本で見られるとあって、“争奪戦”が繰り広げられました。 小久保容疑者は、入手困難な“プラチナチケット”62枚を22人に売りさばき、約2180万円をもうけていたとみられます。 警視庁によると、最も高く売ったチケットは1枚約200万円。 不正な転売価格としては過去最高額になるということです。 犯行に及んだ動機は何だったのでしょうか。 調べに対し、「経営する会社の資金繰りのためにやった」と話しています。 自分の会社の赤字を、転売で手にしたお金で埋めていたという小久保容疑者。 チケットの不正な転売は、3年前から繰り返していたということです。