きのう夜、名古屋市東区の路上で会社社長の男性が血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡しました。警察は知人の女を殺人の疑いで逮捕しました。 きのう午後10時半ごろ、東区徳川の歩道で「背中から血を流して倒れている男性がいる」と通りかかった人から110番通報がありました。 警察が駆けつけると、現場近くのマンションに住む志邑宣彦さん59歳が背中から血を流した状態でうつ伏せで倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。 志邑さんは愛知県春日井市に本社があり、防犯ブザーなどを製造・販売する会社の社長でした。捜査関係者によりますと、志邑さんは事件に巻き込まれる直前、知人の女が自宅を訪ねてきて2人で外出したということです。 警察は、女の行方を捜していましたが、きょう未明に東郷町で身柄を確保し殺人の疑いで逮捕しました。 女は春日井市に住む職業不詳の伊藤綾野容疑者50歳で、志邑さんの背中を包丁で複数回刺して殺害した疑いがもたれていますが「殺意はありませんでした」と容疑を否認しています。警察が2人の関係性などを詳しく調べています。