【サッカー】日本代表に復帰のMF佐野海舟「認識の甘さ、行動の部分で甘さがあった」自身の不祥事を謝罪

サッカー日本代表に約1年ぶりに復帰したMF佐野海舟(24)=マインツ=が28日、千葉市内で記者会見し、昨年7月に不同意性交容疑で逮捕され、その後に不起訴処分となった自身の不祥事について「自分の行動によって、たくさんの方々にご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げて謝罪した。 佐野海は事件直後にドイツ1部のマインツへ移籍したため、国内で取材に応じるのは初めて。「自分の口から伝えないといけない」と考え、所属事務所を通じて記者会見の場を設けた。 佐野海は「認識の甘さ、行動の部分で甘さがあった」といい、事件直後は現役引退も考えたという。移籍先のマインツでプレーする環境を得られたため、「毎日、サッカーができることに感謝して、1日1日、自分ができることを考えながらサッカーに取り組みました。今後も取り組んでいきながら、サッカー以外の面でも何か自分にできることを考えて、社会に貢献できるようにしていきたいなと思っています」と話した。 佐野海はドイツ1部初挑戦だった今季は34試合に出場し、リーグ1位の走行距離を記録するなど充実のシーズンを送った。佐野海は「サッカーができていることに当たり前と思ってやってきてない。本当に1日1日を大事にしながらやってきた結果」と振り返り、「支えてくださっている皆さんのために、自分はサッカーをやらないといけない。自分1人のサッカー人生ではない」と言った。 千葉市内の自主トレで森保一監督と会い、「覚悟を持っていることも伝えました。自分のせいで周りの方に迷惑をかけて、周りの方にも矢印が向いてしまうこともあると思いますが、自分ができることを考え続けて、自分はひたすら自分に矢印を向けてやり続けたいなと思っています」と話した。

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