北海道京極町の集会所に侵入しストーブやテレビなどおよそ9万4000円相当を盗んだとして、名古屋市の男が逮捕・送検されました。 28日に検察庁に身柄が送られたのは、名古屋市港区の会社員、佐藤敏秋容疑者(46)です。佐藤容疑者は今年2月、京極町春日の集会所に侵入し、ストーブとテレビ、DVDプレイヤーの合わせて3点、およそ9万4000円相当を盗んだ疑いが持たれています。 高橋純暉記者) 「現場は京極町の市街地から2.5キロほど離れた春日地区生活改善センターです。このあたりは交通量も多くなく、利用する人以外があまり立ち寄らないということです」。 町が管理しているこの集会所は、地域の住民らが町内会の会議や体操教室などを行う場所として利用しています。 京極町産業課 小貫将仁係長) 「ストーブがついているんですけど、全く同じ位置にストーブがついていたのが、なくなっていることが確認されました。ここらへんに犯人の物らしき足跡が残っていた」。 異変に気づいた住民から通報を受けた町の担当者。駆け付けると、窓の保護のために設置していた雪囲いの板が外され、窓枠がバールのようなもので壊されていたということです。 被害状況を見た町民) 「流しのところの食器棚からなにから全部荒らされて物も引っ張り出されていた。盗まれている物はなかったんですけど」。 警察の調べに対し佐藤容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認しています。 盗まれたものは札幌市内のリサイクルショップに売却されていて、警察は佐藤容疑者が売ったものとみて調べています。