米西部での火炎瓶事件、単独犯か「パレスチナに自由を」と叫ぶ 8人けがと報道

米西部コロラド州ボルダーで1日、イスラエル支持を訴えるデモを標的とした襲撃事件があり、米CNNテレビによると、少なくとも8人が負傷した。米連邦捜査局(FBI)は同日、デモに火炎瓶を投げ入れるなどしたとして、モハメド・サブリ・ソリマン容疑者(45)を逮捕した。単独犯とみられ、「パレスチナに自由を」と叫んでいたという。 CNNなどによると、52~88歳の男女計8人が病院に搬送された。デモはパレスチナ自治区ガザに残るイスラエル人の人質解放を求めてユダヤ系の人たちが毎週行っていたもので、FBIは事件について「標的型のテロ攻撃だ」としている。 スティーブン・ミラー米大統領次席補佐官は1日、ソリマン容疑者は「バイデン前政権によって観光ビザを付与され、在留期限を過ぎても不法に滞在していた」とX(旧ツイッター)に投稿した。 米国では、5月21日に首都ワシントンのユダヤ博物館近くで、イスラエル大使館職員2人が殺害される事件が起きている。(岡田美月)

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