大学生死亡のひき逃げ事件 殺人と殺人未遂容疑でも逮捕状 大分県警

大分県別府市で2022年6月に大学生2人が死傷したひき逃げ事件で、大分県警は2日、逃走中の八田(はった)與一(よいち)容疑者(28)に対ついて殺人と殺人未遂容疑で新たに逮捕状を取得し、発表した。 県警によると、事件は同月29日夜に発生。同市野口原の県道交差点で信号待ちしていた2台のバイクが軽乗用車に追突され、当時19歳だった大学生1人が死亡し、もう1人の大学生もけがを負った。 県警は、道交法違反(ひき逃げ)容疑で八田容疑者の行方を追っており、警察庁は23年9月、重要指名手配に指定した。一方、遺族や支援者らは23年9月、公訴時効がない「殺人罪」への罪名変更を求め告訴しており、昨年6月には別府署に7万7千人超の署名を提出した。 県警交通指導課によると、今年5月末までに9600件の情報提供があった。地域別では県内が577件、大分県を除く九州で1195件、関東3414件、近畿1180件、その他の地域が1834件という。 また、県警は昨年6月、八田容疑者の似顔絵6枚を公開。新しい動画も作って情報提供を呼びかけている。情報は別府署(0977・21・2131)へ。(大村久)

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