佐賀市の児童福祉施設で職員が殺害された事件で、逮捕された女は事件前、夫に「子どもに会いに行く」と告げていたことが分かりました。また警察は6月2日、女について中国国籍であることを明らかにしました。 佐賀県武雄市に住む、中国国籍の平田ミル容疑者(28)は5月31日、佐賀市の児童福祉施設で、女性職員を包丁で切りつけ殺害したとして、6月2日、殺人の疑いで送検されました。 6月1日、平田容疑者の夫がFBSの取材に応じ、事件前、平田容疑者は施設に入所する子どもに「会いに行く」と夫に告げていたことがわかりました。 警察の調べに対し、平田容疑者はその後も、「記憶にないからわからない」と容疑を否認しています。 この事件では、切りつけられた女性職員の川原千恵さん(55)が搬送先の病院で死亡が確認されました。 川原さんを知る人はFBSの取材に対し「責任感が強く、子どもが大好きな人だった。なぜこんなにいい人が被害に遭ったのかわからない」と話しました。