河川工事の事業で利益が得られるという偽の投資話を持ちかけて450万円をだまし取ったとして、兵庫県警生田署は2日、詐欺の疑いで、神戸市灘区に住む建築作業員の男(33)を逮捕した。署の調べに対して「借りたという認識だったので、だまし取ったつもりはありません」などと話しているという。 逮捕容疑は2022年4~5月、神戸市中央区に住む飲食店経営の男性(51)に対し、河川ののり面工事を請け負っていると伝えた上で「工事の着手金を払えば、完成後に元金に数十万円プラスした金額が戻ってくる」などとうそを伝え、指定した口座に450万円を入金させて詐取した疑い。 署によると、男性は知人を通じて男と知り合ったという。男性は電話やLINE(ライン)で男に返金を催促したが、連絡が取れなくなったとして24年9月に署に被害届を出したという。